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AppleのCEO、暗号化を堅持、安全保障とプライバシーの両立を主張

2015/12/24

John Ribeiro IDG News Service

 米AppleのTim Cook最高経営責任者(CEO)は、米CBSのテレビ番組「60 Minutes」のインタビューの中で、暗号化を堅持する姿勢を見せ、プライバシーを取るか国家安全保障を取るかという問題ではないとの見解を示した。

Credit: Blair Hanley Frank

 プライバシーか国家安全保障かという二者択一について、「それはあまりに単純化しすぎた見方だと思う。ここはアメリカだ。両方あってしかるべきだ」とCook氏は話した。

 インタビューは、現地時間2015年12月20日の同番組で放送されたもので、インタビュアーはCharlie Rose氏。番組のWebサイトにインタビューの文面が掲載されている。

 スマートフォンには、利用者本人の健康や決済に関する個人情報、家族や同僚とのプライベートな会話、企業秘密などのデータも保存されているかもしれない。こうした情報を保護する手段がなくてはならないとCook氏は言う。

 フランスのパリやカリフォルニア州サンバーナディーノで起きたテロ事件を受けて、暗号化された通信に法執行機関がアクセスできるような手段をIT企業が用意すべきだとの声が高まっている。テロリストは、襲撃の計画や支持者の獲得に暗号化通信を利用しているとみられる。

 Barack Obama米大統領は、12月6日のテレビ演説の中で、ハイテク企業や法執行機関のトップに向けて、「テロリストがテクノロジーを利用して法の網を逃れることが難しくなるような対応をぜひ願いたい」と述べていた。また、米連邦捜査局(FBI)のJames Comey長官も、暗号化通信は人々の安全を守るうえで妨げになりかねないとして、暗号化についての議論を呼びかけている。

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