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Googleのスマホ用AR技術、「Tango」から「ARCore」に

2017/08/31

Michael Simon PCWorld

 この1年ほどの間、拡張現実(AR)に関する米Googleの上昇志向は実に控えめで、同社のARプラットフォーム「Tango」に対応したスマートフォンは2機種しか出ていない。しかも、うち1機種は数カ月前に発売されたばかりだ。だがGoogleは現地時間2017年8月29日、それ以外の大多数のAndroidスマートフォンでもTangoと同じようなAR機能を使えるようにする新しいSDK「ARCore」を発表し、開発者向けプレビュー版を公開した。

Credit: Michael Simon/IDG

 ARCoreは、米Appleの「ARKit」と同様、特別なハードウエアを搭載していない端末でAR機能を実現する。現時点でプレビュー版の動作対象はスマートフォン「Pixel」と「Galaxy S8」(OSは「Android 7.0 Nougat」以上)に限られているが、Googleはプレビュー版が終了するまでの年内に1億台のデバイスでARCoreを動かすことを目標に掲げており、韓国Samsung Electronics、中国Huawei Technologies、韓国LG Electronics、台湾ASUSTeK Computerなどの端末メーカーと協力を進めている。

 現実問題として、ARCoreの登場は、ASUSと、同社が発売したばかりのTango対応スマートフォン「Zenfone AR」にとっては、製品の持ち味が色あせる残念な知らせかもしれない。だが、それ以外の皆にとっては良い知らせだ。特別なハードウエアが不要という点だけを取っても、ARは仮想現実(VR)よりはるかに興味深いプラットフォームだ。加えて、日常的な用途という面でも、ARの方が実用的だ。完全な没入感があるVRヘッドセットは、AR以上に度肝を抜く要素があるかもしれないが、現実世界の風景に重ね合わせる形で、計測、買い物、移動などを行える実用性に関しては、ARの方が上を行く。Pokemon Goにとどまらず、膨大な数のユーザーに本物のARを使えるようにすることで、Googleはこのプラットフォームを急速に前進させる。単なる余興の域を越える日も近いはずだ。

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