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スマホをその場で充電、携帯型の水素式燃料電池

2015/03/10

Martyn Williams IDG News Service

 ほとんどのスマートフォン利用者に共通する願いを1つ挙げるとすれば、バッテリー駆動時間が長くなってほしいということだろう。プロセッサーやメモリーなどのスペックが急速な進歩を遂げた一方で、ここ20~30年のバッテリー技術の進化のペースは、それよりはるかに緩やかだ。

Intelligent Energyの燃料電池「Upp」

 空港やカフェなど、公共の場でスマートフォンを充電している人をよく見かけることからも分かるように、日中にスマートフォンのバッテリーが切れることは頻繁にある。現在のリチウムイオン電池の改良を目指して、エンジニアたちは化学や物理学と格闘しているが、それ以外に、もっと便利な充電方法はないのだろうか。

 その答えの1つになるかもしれないのが燃料電池だ。化学反応によりその場で発電し、すぐに使うことができる。持ち運び用のモバイルバッテリーとは違って、事前に充電しておく必要はない。燃料電池のカートリッジさえあれば大丈夫だ。

 燃料電池への期待はしばらく前からあった。数年前には、メタノールを使った燃料電池を普及させようとした電機メーカーもあったが、実際に広まることはなかった。そして今度は、水素に注目が集まっている。

 水素式の燃料電池では、水素が内部の膜を通るときに、水素から離れた電子が外部の回路を流れる。これが電流だ。この電子は、イオン化した水素や、空気からの酸素と再結合して燃料電池から出る。したがって、副産物として生成されるのは水だけだ。

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