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AppleとSAPの提携は開発者志向、iOS向けSDKを3月末にリリース

2017/03/02

Matt Kapko CIO

 米Appleと独SAPは、iOS端末向けの業務アプリ開発を支援する新たなツールや教育プログラムの準備を進めている。SAPは、Appleのプログラミング言語「Swift」を使ってiOS向けアプリを開発するためのSDK「SAP Cloud Platform SDK for iOS」を2017年3月30日にリリースする予定であることを、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2017」の中で発表した。

Credit: Network World/Stephen Sauer

 両社は、広範囲にわたる提携を2016年5月に結んで以来、iOS端末の標準機能を生かせる開発者向けツールや、教育プログラム「SAP Academy for iOS」の準備を進めてきた。当初は、SDKやデザイン言語、教育プログラムはいずれも2016年中にリリースとなる予定だった。一部のアーリーアダプターの顧客は既にSDKを限定的に利用してはいるものの、一般向けのリリースは、少なくとも3カ月遅れたことになる。SAP Academy for iOSは、現時点で登録の受け付けを開始しているが、コースの内容はまだ限られている。SAPによると、今年中に規模を拡大する予定とのことだ。

 「この提携は、Appleがこれまでに結んだ中では、開発者志向が最も強い提携だ」と、米Gartnerのリサーチバイスプレジデント、Van Baker氏は話す。AppleとIBMが結んだ長期の提携と比べても大きく異なり、しかもそちらより「いくぶん強固だ」と同氏は言う。「こちらの方が、開発者志向が若干強く、SAPのバックエンドと連携するアプリケーションを構築するうえで開発コミュニティが必要とするツールを提供しているという印象がある」

 Appleの製品マーケティング担当バイスプレジデント、Susan Prescott氏は、SAPはエンタープライズ・ソフトウエア界を先導する1社だと評し、人々の仕事の進め方を変革するという面でAppleが持つ能力を強化できると話す。「効率的かつ効果的で優れたプロセスをさまざまな業種にもたらすという部分で、iOSとSAPというペアが持つインパクトは既に表れ始めている」と同氏はプレスリリースの中で述べている。

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