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一足飛びの技術導入が加速、「リープフロッグ」とは何か(下)

2014/08/22

Jen A. Miller CIO

 その理由について、Sovie氏は3つの点を挙げる。1つ目の理由は、米国や西欧諸国よりも急ピッチで新たなテクノロジーを導入しつつある国々では、ファブレットは最新鋭のデバイスだという点だ。米国や西欧諸国とは、「既に多くの人がスマートフォンやタブレット端末を持っているであろう国」(同氏)である。

 「どっちつかずのデバイスが本当に必要なのかどうか、困惑している人は多い」と同氏は言う。一方、「初めての購入で、スマートフォンもタブレット端末も持っていない人にとっては、ファブレットは最適な組み合わせのデバイスだ」と同氏は話す。

 2つ目の理由は、スマートフォンよりもファブレットの画面の方が動画が見やすいという点だ。モバイルデバイスでのビデオ視聴が多い市場では重要な要素だと同氏は言う。(米Cisco Systemsの予想では、2018年には動画のトラフィックがIPトラフィック全体の79%を占めるとされることから、あらゆる場所がこの「市場」に該当する)。

 3つ目の理由は競争だ。競争によって価格が下がっている。米国と比べると、新興国市場では、地元企業が開発した無名ブランドのデバイスがずっと簡単に手に入る。米国では、有名ブランドのファブレットは500ドル近くすることがあるが、中国では、その半額以下の値段で購入できる。

 「次の大波」といった触れ込みで登場するテクノロジーは多い。だが、この記事で取り上げた3つの事例は、本物のイノベーションが消費者の心をどう動かすかを示している。すなわち、順番的に次にあるものはスキップして、もっと大きな影響をもたらす別のものを選ぼうと消費者に強く感じさせることができる。また、これらの事例がもう1つ示すのは、ウエアラブルデバイス、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、ビッグデータといった現在のトレンドによって我々がどこに向かうのか、今後の到達地を予測するのは簡単ではないということだ。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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