中国レノボは2018年1月9日(現地時間)から米ラスベガスで開催される「CES 2018」に合わせて、Snapdragonを搭載したWindows PCや「ThinkPad X1」シリーズの新製品を発表した。
Snapdragon搭載のWindows PCは2017年12月に米HPと台湾ASUSTeK Computerが発表しており、レノボもそれに続く形になった。
Snapdragon搭載の着脱型2-in-1「Miix 630」
米Qualcomm製のSnapdragon 835を搭載したWindows PCとしては「Miix 630」を発表した(写真1)。タブレット本体にスタンドを内蔵しており、カバーを兼ねたバックライト付きキーボードを着脱できる2-in-1となっている(写真2)。
LTE通信機能に対応しており、スマートフォンのような常時起動と常時接続を実現した「Always On, Always Connected PC」と位置付ける。
画面サイズは12.3インチ、解像度はWUXGA+(1920×1280ドット)で、1024段階の筆圧検知によるペン入力に対応する。製品構成によりメモリーは4GBまたは8GB、UFS 2.1仕様のストレージは64、128または256GBを搭載する。タブレット本体は冷却ファンを搭載しないファンレス設計となっている。
インタフェースとしてUSB Type-Cを1ポートと、SDカードリーダー、オーディオジャックを搭載する。SIMカードスロットはNano SIMを1基搭載する。リアカメラは1300万画素、フロントカメラは500万画素。48Whのバッテリーにより、最大20時間のローカル動画の再生が可能。タブレット本体の外形寸法は293×210×7.3mm、重量は770gとなっている。
同機はOSとして、実行できるアプリケーションをMicrosoft Storeから入手できるものに制限した「Windows 10 S」を搭載する。180日間は無償で「Windows 10 Pro」にアップグレードできる。
ペンおよびキーボードを同梱したMiix 630の価格は799.99ドルから。2018年第2四半期に発売を開始する。