エンジニアはどのようにスキルアップを図っているのか。どのような知識を習得したいと考えているのか。エンジニアに学習方法を複数回答で尋ねると、ホームページが61.6%、書籍が60.7%と多数を占めた。対象がIoTになっても、現状の勉強方法は「古典的」ということだ。
特にネットワークやクラウド関連技術のような動きの激しい分野の情報を得るには、勉強会などコミュニティへの参加が効果的だ。自分の技術をより磨くために、欧米のエンジニアはよくハッカソンを利用する。
今回の調査では「ユーザー/勉強会などの有志によるコミュニティ」は12.6%、「ハッカソン、コンペティション」は1.4%にとどまった。国際的に通用する技術力を身に付けるために、これらの勉強方法を活用するエンジニアがより増えていくことが望まれる。
最後に今後身に付けたい技術分野/テクノロジーを複数回答で尋ねたところ、「IoT」(41.1%)のほか、「クラウド/仮想化」(42.9%)と「AI(人工知能/機械学習)」(41.8%)が上位となった。