2017年も多くのスタートアップ企業が登場し、IT業界を賑わせた。栄枯盛衰の激しいスタートアップ分野のランキングからその熱気を振り返ろう。
ランキング1位は「『勝者』しか住めなくなったシリコンバレー」。アメリカンドリームを体現する土地である米シリコンバレーで貧富の差が拡大していること、住宅価格が高騰していることなどを指摘。もはやシリコンバレーや近隣のサンフランシスコは富を手にした一部の「勝者」しか住めなくなってしまっている現状をリポートした。
2017年、FinTech分野のスタートアップが起こした「事件」と言えばVALU騒動だろう。VAというデジタルトークンを売り出して事業などの資金を集めるサービスVALUの問題点を考察した「『VALU』という問題児は革命児に変貌できるのか?」が2位にランクインした。
4位は「『年30万円以上のメリット』、ギークスが全フリーランスに無償の福利厚生を提供」。フリーランス技術者の悩みである福利厚生を支援することで、多様な働き方を後押しするサービスを報じた。
スタートアップの浮沈の激しさと巻き返し策に焦点を当てたのが5位の「業績不振『GoPro』の意外な打開策」だ。小型軽量のウエアラブルカメラで一世を風靡した米GoProが、事業を広げすぎて業績不振に陥ったことと、復活を賭けて本業回帰を図っていることを報じた。