データの「コピペ」やWebサイトのチェックなどPCを使った定型作業を自動化する技術「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」が急速に普及している。単純な仕事をなくせることから、働き方改革の本命として注目を集めている。働き方改革が至上命題である電通も、全社全部署での導入を決めた。商機を逃がすなと言わんばかりに、海外製のRPAツールが続々と日本に上陸。ツールの導入支援サービスに参入するIT企業やコンサルティング会社も相次ぐ。電通のプロジェクトの全貌とツール選びのポイントや効果的な活用法、導入前後の注意点を見ていく。

連載
本番RPA
目次
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ソフトロボットは新人と同じ扱いで、RPA導入後の注意点
ソフトロボの開発が終わったら運用に入る。ソフトロボを現場に配属された新人のように位置付け、現場担当者と共に成長しながら業務を進めていくスタンスで付き合うべきだ。
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RPA導入の勘所、ロボットに仕事を覚えさせるコツ
導入前の注意点をクリアしたら、いよいよ現場への導入だ。導入前フェーズで洗い出した適用業務の候補を基に、ソフトロボの要件定義や開発、テストなどに取り掛かる。
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事前にやってはいけない、RPA導入を決定したら
「うちもRPAを導入するから、君が責任者になってくれ。よろしく」。ある日、こう告げられたらどうするか。明日からRPA推進責任者になっても慌てないよう、取材を通じて見えてきた成功への勘所をまとめた。
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RPAツール12製品を分析、選び方のポイント
RPA導入の第一歩は、自社に最適なツール選びにある。人手のPC操作をソフトロボに「記録」させ、ロボに仕事を「実行」させる。記録と実行を担うRPAツールが、この半年で一気に充実してきた。
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RPAはもろ刃の剣、BPOベンダーの決断
トランスコスモス
データ入力代行などBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)のサービスを提供するベンダーも、サービス品質や競争力を高める切り札としてRPAの活用に動き始めた。
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ワンクリックツール300種類が現場に好評、三井住友海上のRPA
三井住友海上火災保険
ExcelのマクロにERP(統合基幹業務システム)パッケージのアドオン――。PCの操作やシステム処理を自動化する技術は以前からあるが、業務処理全体を自動化する手段としては不十分だった。この壁を乗り越えるためにRPAを活用するのが三井住友海上火災保険だ。
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電通、RPAと嵐・桜井パパで働き方改革急ぐ
長時間労働の是正など働き方改革をやり遂げる責務を負う電通。気合と根性だけでは残業は減らない。目を付けたのは、PC雑務を自動化する最新技術「RPA」だった。
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