中国のIT企業の存在感が増している。バイドゥ、アリババグループ、テンセントは社名の頭文字を取って「BAT」と呼ばれ、グーグルやアマゾン、フェイスブックと伍する存在に成長しつつある。これにスマートフォン3位に浮上したファーウェイ・テクノロジーズを加えた4社「BATH」が、目下中国ITの支配者となっている。日本からはつかみづらい中国IT大手企業の実像を探る。
連載
中国のIT支配者BATH
目次
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年間1兆円のR&D投資続けるファーウェイ、初任給40万円とマットレス
日本国内でSIMフリースマホの定番メーカーになってきたファーウェイ。世界のスマートフォン市場でも大きな存在感を示している。米Strategy Analyticsの調査によると、2015年に米マイクロソフトを抜き、スマホ市場の台数シェア3位に躍り出た。
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魏則西事件で信用落としたバイドゥ、AIや自動運転への集中投資で現状打破
Googleが規制されている中国では、検索エンジンは百度(バイドゥ)の一人勝ちだ。一時は中国IT企業のトップランナーに躍り出たが、最近はスマートフォン時代への対応に苦しむ。目下、人工知能への集中投資で打開を狙う。
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楽天の1年分を1日で達成!?アリババが基礎研究に3年で1兆6000億円投資
中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)は2017年11月11日、同社の電子商取引(EC)マーケットプレイスで1683億元(約2兆8776億円)の取引総額を達成した。1年間の累計ではない。11月11日の1日、24時間の取引総額だ。
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トヨタやサムスン超えた中国SNSの覇者、驚くほど社員が若いテンセント
アジアで1番の会社はどこか。トヨタ自動車や韓国サムスン電子が思い浮かぶ読者が多いだろう。しかし、株式時価総額ではそのどちらでもない。2016年9月、中国のIT企業である「騰訊」(テンセント)がアジアNo.1企業の座に躍り出た。
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