ここ数年、僕があらゆるデバイスの中で一番長時間使っているがiPadだ。仕事用途だけでなく、パーソナルユースでもかなり使い込んでいる。製品としての完成度が高く、実用性にも満足しているからこそ毎日使っている。
でも、使用時間が長いからこそ不満点も出てくる。気に入っているiPadだが、実はちょっとイラッと感じている点と解消策を紹介していく。
コントロールセンターの表示方法
iPadはiOS 11にバージョンアップしてマルチタスクの操作がしやすくなり、ファイル管理も可能になった。iPadには多くの恩恵があったといえる。でも、良いことばかりではなかった。
ディスプレイの明るさ調整にコントロールセンターを使うようになり、画面の下から上にスワイプさせて表示するように操作が変わった。まあそれはそれでよいのだが、同時に新搭載されたDockも、アプリを使っているときは表示されず、画面の下から上にスワイプする方式だ。
つまりアプリ使用時は、一度スワイプするとDockが表示され、さらにもう一度スワイプするとコントロールセンターが現れる。これがちょっと困りもので、慌てているとDockの上のアイコンを移動させてしまうことがある。
その結果、意図せずマルチタスクでアプリが動作し、画面の右に別のウィンドウが現れる。マルチタスキングを解除するにはホームボタンを押して…、という面倒な操作が必要になる。
そこで、これまで習慣となっていた操作方法を変えて、コントロールセンターはホームボタンの2度押しで表示させることにした。でもこの操作は、iPhone Xを利用しているユーザーにはできない。ホームボタンがないからだ。iPhone XとiPadで操作方法を変えなければならない。
iOSの進化は大歓迎だが、iPhone Xを含めて操作性をもっとそろえてほしいと思う。