PCのスペックは常に変化と進化を続けている。本特集では、現在から来年(2018年)にかけてのPCの主要スペックを解説していく。今回はCPU事情について見ていこう。
市場の主力を務めるインテル第7世代/第8世代Coreプロセッサー
現在販売されているPCにもっとも多く搭載されているCPUは、インテルの第7世代Coreプロセッサー(開発コードネームはKaby Lake)だ。前世代となる第6世代Coreプロセッサーからの変更は、製造プロセスルールのみで、14nmから14nm+へと改良されている。地味ながら電力効率は高く、前世代に比べ、このCPUを搭載したノートPCはバッテリー駆動時間が長い製品が多い。
第7世代Coreプロセッサーの多くは、2017年1月に発表されたばかりだが、早くも次世代となる第8世代Coreプロセッサーが登場している。この第8世代Coreプロセッサーは、ノートPC向け、デスクトップPC向けともに物理コアが増えるという大きな進化を遂げており、従来比で最大40%もの性能向上を果たしている。