ブロックチェーンと仮想通貨はどんな未来を実現するのか、そして、どんな仕組みで動いているのか――。気になる両テーマの要点を解説する。地域通貨の利用拡大、本人証明への活用、貴金属の真贋の証明、IoT(インターネット・オブ・シングズ)システムの構築・連携、シェアリングサービスの広がりといった未来を大胆に予測。そんな未来を裏付けるブロックチェーン技術の概略を、イラストを交えて解説する。
連載
イラストで分かるブロックチェーン
出典:「この1冊でまるごとわかる ブロックチェーン&ビットコイン」「日経ビッグデータ」「日経FinTech」共同編集(2016年12月24日発行) pp.8-21
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
目次
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次世代ブロックチェーンで賢い契約
ビットコインとブロックチェーンの可能性に注目が集まるにつれ、その課題も浮き彫りになってきた。課題を改善する新たな技術が多数考案・開発されている。
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ブロックチェーンはこうやって動いている
ブロックチェーンの仕組みはどうなっているのか。その全体像を、イラストを交えて分かりやすく解説する。
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シェアリングに付きまとう信用不安、ブロックチェーンが拭う?
シェアリングサービスにおいては、利用者同士の信頼性や金銭の取引成立のため、一般消費者同士の取引にプラットフォーム事業者が介在する必要がある。ここにブロックチェーンを利用することで、消費者そのものの信頼性や取引の真正性の向上を図ることができると考えられる。
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家庭の冷蔵庫がレタス生産量を決める!?IoTとブロックチェーンで変わる未来
IoT(インターネット・オブ・シングズ)にも、ブロックチェーンの活用が見込まれている。機器をブロックチェーンで接続してシステムを構築すれば、中央での管理サーバーコストなどを削減できると言われている。
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ブロックチェーンは「ニセモノ」を許さない、サプライチェーンの課題解消
現在のサプライチェーンでは、川上から川下にわたって関与する多数の事業者間で情報の非対称性がある。ブロックチェーンの活用によって、その解消が期待される。
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本人確認はスマホでオーケー、ブロックチェーンで印鑑と免許証は不要
行政におけるブロックチェーンの活用も進んでいきそうだ。特に、本人証明などの文書管理や、年金や税金の徴収システムなど、「透明性の高さ」「改ざん耐性の高さ」をうまく生かす取り組みが検討されている。
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ブロックチェーンで変わる!?地域の独自通貨が全国どこでも使えるように
ブロックチェーンの活用先として、最も注目を浴びている分野は金融、証券分野だ。すでに、実際の業務での活用も検討され始めている。
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