ミロク情報サービスは東京ビッグサイトで2017年10月13日まで開催した「ITpro EXPO 2017」で、働き方改革とサイバーセキュリティに関する同社の製品やサービスを出展した。働き方改革では、オフィスのペーパーレス化やテレワークを推進するソリューションを展示した。

 一方サイバーセキュリティでは、米Fortinetの「FortiGate」シリーズ、Webフィルタリング機能を備えたアプライアンス「SOX BOX NX」、重要なデータのバックアップ用ストレージ「MJS セキュア 外レージサービス」を紹介した。

 インターネットから社内システムへの入口、社内システムからインターネットへの出口、さらには外部ストレージまで「現在の当社のセキュリティ関連ソリューションをトータルで展示した」という。「ミロク情報サービスといえば、財務や経営に関するシステム構築という印象を持たれがちだが、セキュリティにも注力していることを知っていただきたい」と展示の狙いを語った。

 セキュリティ関連のソリューションでは、2017年5月に世界的に猛威を振るったWannaCryで注目されたランサムウエアへの対策として、「FortiGate」シリーズを紹介。ブースでは、FortiGateの管理画面を確認できる大型ディスプレイを用意。Fortinetがリアルタイムで収集している、世界中のサイバー攻撃の状況をダッシュボードで表示していた。

Fortinetの「FortiGate」シリーズの管理画面。右半分には世界のサイバー攻撃の 様子が表示されている
Fortinetの「FortiGate」シリーズの管理画面。右半分には世界のサイバー攻撃の 様子が表示されている
[画像のクリックで拡大表示]

 また、Webフィルタリング機能を備えたアプライアンス「SOX BOX NX」では、フィルタリングをかけられた「怪しげ」なサイトに利用者が実際にアクセスしようとすると、画面が切り替わりアクセスできなくなる機能を紹介。「SOX BOX NX」では、USBメモリーなど外部メディアにファイルを書き込むのを禁止できるほか、ファイルを印刷やファイル共有ソフトに移動することを禁止する機能も備える。

不正と判断されたWebサイトにアクセスしたり、安全性が万全でないと判断されたWebメールなどのアプリケーションを利用しようとすると画面が切り替わり、アクセスできない
不正と判断されたWebサイトにアクセスしたり、安全性が万全でないと判断されたWebメールなどのアプリケーションを利用しようとすると画面が切り替わり、アクセスできない
[画像のクリックで拡大表示]