産業用チェーンを手掛ける椿本チエインは2017年10月13日まで東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO 2017」に出展。IoT(インターネット・オブ・シングズ)による遠隔監視システム「MitaMon」を紹介した。

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 サーバーにインストールする「MitaMonサーバーエディション」と「MitaMon端末パッケージ」からなる。MitaMonサーバーエディションは顧客が用意するサーバーで動作するソフトウエア。センサーからデータを収集して端末に配信する機能を持つ。顧客は専用の作画ツールを用いて自由にデータの監視画面を作成したり、時系列にデータを表示するトレンドグラフなどを表示したりできる。価格は300万円から。

 MitaMonはセンサーとサーバー間を中継するLinuxサーバーが必要となる。MitaMon端末パッケージはこのLinuxサーバーに必要なソフトウエアだ。様々な種類のセンサーに対応し、データをサーバーに送信する。価格は案件によるという。

 同社は「機械稼働監視用スターターキット」と称したMitaMonの簡易版を、2018年春に発売する。MitaMonを入れた小型PCボード「Rasberry Pi」をサーバーとして、社内LANで運用するものだ。利用できるセンサーは、生産設備に付随する信号灯が何色かを判別するものに限る。顧客は既存設備を変更することなく遠隔から工場を監視できる。価格は20万円から。

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