コニカミノルタは2017年10月13日まで東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO 2017」で、GoogleカレンダーやOffice 365のカレンダー機能と連携するクラウドサービス「RODEM」を展示している。

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 「RODEM」は、主に営業担当者の移動や交通費精算に関わる作業を効率化する。利用者がカレンダーに訪問先を登録すると、RODEMが移動経路や出発時間を自動で表示。利用者は移動経路を調べる手間が省けるのに加えて、出発遅れをカレンダーのリマインド機能により防止できる。さらに移動経路の履歴情報を自動で出力し、交通費精算の作業を効率化する。

 GoogleカレンダーやMicrosoft Office 365 Outlook on the webのカレンダー機能、Concur Expenseなどの精算システムと連携することで実現する。

 コニカミノルタによれば、RODEMを導入することで、経路を調べたり交通費の精算したりする時間のうち約87%を削減できるという。月間12回外出する営業担当を想定すると、月当たりに訪問前や当日に経路を調べる時間が約1時間半、交通費精算にかかる時間が約1時間となる。これがRODEM導入で、合計約20分になるという。

 RODEMは2017年春より提供しており、料金は一人当たり月額300円(税込)。開発したのはヴァル研究所で、コニカミノルタは販売と帳票出力用連携モジュールの提供を手掛ける。