日本デジタルオフィスは2017年10月13日まで東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2017」で、ビジネス文書を活用するためのクラウドサービス「do! attach(ドゥ!アタッチ)」の展示を行っている。
このサービスは、各種の文書やデータを有効活用し、ビジネスのコミュニケーションを効率的にするためのもの。暗号化により共有時のセキュリティを確保し、Webブラウザーや専用アプリから利用する。
ExcelやWordの文書、PowerPointのスライドや写真など、多様なファイルから必要なものを一カ所に集め、これらをページ単位でまとめて共有できる。
取り込んだ文書には、重要個所や注目ポイントを示す「スタンプ」を貼り付け、これを共有することでスタッフ間でのコミュニケーションを円滑にできるという。「スタンプチャット」と呼ばれるこの機能は、do! attachの中心的な機能となる。
たとえば建築業のリフォーム案件では、改善ポイントにスタンプを付けた室内写真を関係者間で共有することで業務の進行がスムーズなる。このような共有ドキュメントをdo! attachでは「シナリオ」と呼んでいる。
このシナリオは複数作成でき、各シナリオでどのようなやり取りが行われたかは、チャット画面で履歴を追うことができる。さらに、スタンプの種類や発言者などによって、発言の内容を検索することも可能だ。スタンプには「緊急」や「至急」など、ビジネスで頻繁に使うものが多数登録されている。
この他、do! attachでは必要に応じてドキュメントを共有した状態でスカイプやTV会議によるコミュニケーションも可能となる。
do! attachでの共有は、専用のURLを発行しこれをメンバーにメールすることからスタートする。つまり、共有するデータそのものはサーバー上にあり、メンバー方には渡らない。このため、セキュリティが高く保てる、とする。
do! attachのSaaS版では、3つまでのシナリオを無料で作成・利用できる。これ以上の数を作成する場合は別料金。Azure版とオンプレミス版もある。