SCSKは2017年10月11日から13日にかけて東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2017」に出展。「次世代セキュリティ」をテーマに、同社が取り扱いを強化するクラウドセキュリティ対策製品「Netskope」やSIEM(Security Information Event Management)製品「ArcSight UBA」などを紹介している。

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 NetskopeはCASB(キャスビー、Cloud Access Security Broker)製品。これを使えば、情報システム担当者は従業員がどのクラウドサービスを利用しているか、どのように利用しているのか、加えてその通信内容も監視することができる。

 例えば、マイナンバーなどの個人情報を記載したテキストファイルや社外秘文書を外部へ送信できない仕組みを構築することが可能である。クラウドサービスを利用する企業が増えるなか、情報漏洩リスクを低減できるという。価格はユーザーあたり最大年額1万5000円である。

 ArcSight UBAは、サイバー攻撃や内部不正を検出する機能を備える。様々なログ情報を収集し、機械学習によって従業員の行動が正常か異常かを判別。導入時は1カ月ほどかけて、正常時のログを事前に収集するなど準備が必要である。価格は年額1000万円から(1000ユーザー)で、別途初期費用がかかる。

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 同社はセキュリティ対策製品として、スタジアムなどに不法侵入したドローンを検知するシステム「Dedrone」の取り扱いも検討している。オリンピックに向けたテロ対策として提案していくという。