ユーザックシステムは、2017年10月13日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2017」で、同社のRPA(Robotic Process Automation)ソフトを出展している。自動化したい業務フローをプログラミングレスで設定できる機能などを、来場者がパソコンで体験できるコーナーも用意されている。

パソコンで「Autoメール名人」の業務自動化の設定フローを体験できる
パソコンで「Autoメール名人」の業務自動化の設定フローを体験できる
(撮影:下玉利 尚明)
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 RPAは働き方改革のニーズとともに注目度が高まっている。ユーザックシステムの担当者は、「2004年からブラウザー操作のメール自動化ソリューション『Autoブラウザ名人』を提供している」という。主にWebブラウザーベースのシステムを利用するEDI関連の業務を自動化する機能を備える。約15年で、食品・飲料メーカー、アパレル、金融機関など400社以上の導入実績があるという。

 飲料メーカーでは、膨大なPOSデータを毎日ダウンロ―ド(集計)する業務を自動化。アパレルメーカーでは基幹システムと連携し、ECサイトの在庫・価格情報のアップロード作業などを自動化したという。

 ブースでは具体的な導入事例として、埼玉県魚市場への導入事例をパネルで解説。オンライン受注作業を自動化し、1日当たり約2時間の業務効率化が図れたとする。

 2009年にリリースした「Autoメール名人」は、受発注や経理業務、営業支援業務なメールの送受信をともなう各種業務を自動化するソフト。自動化したい業務のフローの設定などをプログラミングレスで行える。

 ブースには、「Autoメール名人」をインストールしたパソコンが用意され、来場者が実際にプログラミングレスで自動化フローを設定する流れを確認できるようになっていた。

 価格は、「Autoブラウザ名人」(開発環境含む標準タイプ)が1年ライセンスで16万円から、買取りライセンスで80万円、月額保守費用が1万円でいずれも税別。「Auto メール名人」(同)が1年ライセンスで14万円から、買取ライセンスで70万円、月額保守費用が8800円でいずれも税別。