ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2017年10月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2017」で、今夏発表した新製品を含む次世代ファイアウォールなどを展示している。

米ウォッチガード・テクノロジーズの中規模オフィス向け次世代ファイアウォール
米ウォッチガード・テクノロジーズの中規模オフィス向け次世代ファイアウォール
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 次世代ファイアウォールの「Firebox」は中規模オフィス向けの製品を8月に大幅に強化。Firebox M SeriesのハードウエアアップグレードモデルとしてM370、M470、M570、M670を新たに投入。M470、M570、M670では暗号化Webトラフィックの処理に最適化されており、Copper/Fiber対応のポートも追加している。

 また、今春から提供が始まった「Threat Detection and Response」(TDR)を紹介。エンドポイントとネットワークのセキュリティイベントを収集して、ウォッチガード内で解析、攻撃の検知と優先度を表示する。脅威の可視化だけでなく優先度を表示することで情報システム担当者の負担を軽減できるとしている。

 TDRはマルウェアの検知および防御のためソリューションである「APT Blocker」とも連携できる。例えばUSBメモリー経由の脅威をエンドポイントのエージェントで検知し、脅威情報をFireboxにフィードバックするといったことが可能になる。

 TDRやAPT BlockerのサービスはTOTAL SECURITY SUITEに含まれているサービスで、ファイアウォール製品ごとに設定された台数分のエージェントの利用権が含まれる。別途ライセンスを追加することも可能である。