フリービットは2017年10月11日に開幕した「ITpro EXPO」で、11月に提供を始めるIoT(Internet of Things)向けのテンプレートを初めて披露した。フリービットが提供するIaaS型のクラウドサービスの利用者が無料で利用できる。センサーを登録して画面にどう表示するかを設定するだけで監視用のアプリケーションを構築できる。

IoT向けテンプレートで構築した監視アプリの例。センサーモジュールが備える温度や照度のセンサーの値をスマートフォン経由で送信している
IoT向けテンプレートで構築した監視アプリの例。センサーモジュールが備える温度や照度のセンサーの値をスマートフォン経由で送信している
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 「freebit cloud IoT Template」のベータ版を出展した。IoTテンプレートを利用するための仮想マシンとアプリケーションソフトウエアを一括で設定できる。IoTの標準的なプロトコルであるMQTTに対応する。温度や圧力、照度などのセンサーを登録し、温度計や時系列のグラフなどの表示方法と画面配置を設定するだけで監視画面を構築できる。一定の値を超えたときに警告を発する設定も可能だ。

どのセンサーのデータをどんな形式で表示するかを設定
どのセンサーのデータをどんな形式で表示するかを設定
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 IaaSの付加機能として無償で提供する。IaaSの利用料のほか、顧客の要望に応じたカスタマイズや保守サービスで収益を上げる。センサーのデータを取り出してMQTTでサーバーと通信するエッジ側の各種のテンプレートは今後用意していく。