ワークスモバイルジャパンは2017年10月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2017」で、企業向けチャットツール「LINE WORKS」を展示している。同社は韓国NAVER傘下で、LINEとは兄弟会社になる。LINE WORKSはLINEのUI/UXを踏襲した企業向けチャットツールだ。

 LINEと同じようにチャット、電話(無料VoIP)ができる。また、掲示板やメール、カレンダー、クラウドストレージといった企業向けグループウエアとしての機能も搭載する。メインとなるチャット機能はほぼLINEと同じ。業務シーンに合わせた専用のスタンプも用意している。有料スタンプの購入はできない。企業向けの機能としては、既読メンバーと未読メンバーを一覧する機能を持つ。顧客のLINEとのコミュニケーションも可能だ。

写真●LINE WORKSの画面
写真●LINE WORKSの画面
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 LINEとの違いは、管理者による一括管理ができること。例えば、メンバーは管理者が登録する。会話ログは残され、管理者や本人以外のメンバーによる監査ができる。管理者が決めたセキュリティポリシーをユーザーに順守させることも可能だ。パスワード設定やIPアドレスによるアクセス制限、スマートフォンへのファイル保存制限などを設定できる。

 ブースには多数のスマートフォンの実機を用意して、LINE WORKSを体験できるようにしている。ワークスモバイルジャパンの萩原雅裕執行役員/プロダクト・セールスサポート統括は「直観的にコミュニケーションできることを実感してほしい」と話す。