日立製作所が海外IT事業の再生をIoT(インターネット・オブ・シングス)のプラットフォームである「Lumada(ルマーダ)」に託した。

 2017年9月には、米IBM互換メインフレームやストレージの販売で名をはせた米国IT子会社である日立データシステムズ(HDS)を、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの米ペンタホと統合して「日立ヴァンタラ」を設立。ストレージの販社をIoTソリューションの会社へと生まれ変わらせる考えだ。

 米国で開発するLumadaも同時に、最新OSS(オープンソースソフトウエア)やマイクロサービス・アーキテクチャーを採用して全面的に刷新。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のIoTプラットフォーム「Predix」を追い上げる。

 日立のIoTは世界で通用するのか。その真相を探る。