「4K」と呼ばれる高精細の映像コンテンツが隆盛を迎えている。調査会社Gfkジャパンによると、2017年4月のテレビ販売台数における4Kテレビの数量構成比は、40~45インチでは41%にどどまるが、46インチ以上だと80%超になるという。4Kブルーレイといった映像再生機器や、4K対応VODなどの映像配信サービスも、特別な存在ではなくなってきている。

 ビデオカメラはもちろん、体などに装着して撮影する「アクションカメラ」にも数多くの4K対応モデルが登場している。静止画撮影という意味ではデジタルカメラはすでに4K以上の解像度を実現しており、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどでも4K動画を撮影できる機種が増えている。

ソニーの4Kビデオカメラ「ハンディカム FDR-AX700」
ソニーの4Kビデオカメラ「ハンディカム FDR-AX700」
(出所:ソニー)
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米GoProのアクションカメラ「GoPro HERO5 Black」なども4K動画撮影に対応している
米GoProのアクションカメラ「GoPro HERO5 Black」なども4K動画撮影に対応している
(出所:米GoPro)
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4K動画撮影に対応するパナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」
4K動画撮影に対応するパナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」
(出所:パナソニック)
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 PC本体や周辺機器にも「4K対応」という表示が増えていることは、ご存じの方もいるだろう。このように、「4K」はますます身近になりつつある。

 本特集では、4K動画の撮影や再生・編集・保存に必要な機材やソフト、ネットサービス、その方法などについて紹介していく。