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IT Japan 2017レポート

IoT時代のイノベーション戦略にはエコシステムによる“共創”が必須

東京2020オリンピックは社会を変革する絶好の契機になる---シスコシステムズ 代表執行役員社長 鈴木 みゆき 氏

2017/09/26 日経コンピュータ
出典:日経コンピュータ 特別レポート版
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 デジタル化の波が急速に進行している。それは大きな渦となって企業を巻き込み、創造的な破壊をもたらす。アマゾン・ドット・コムやウーバー・テクノロジーズのような新しいタイプの競合が現れ、競争の質も変わっていく。こうした新しい企業の特徴は「俊敏さ」だ。市場の変化をいち早く感じ取り、戦略を練って素早く実行する。

 このようなデジタル時代にイノベーションを推進するには、エコシステムを構築することだとシスコシステムズ(以下、シスコ)は考える。従来の業種・業界の枠を超えてパートナーと強みを融合し、新たな価値創造を目指す。

産業、社会、スポーツ分野で進むIoTによるインテリジェント化

 シスコ自身も変革を進めている。毎年売り上げの十数パーセントを自社研究開発に投じるほか、パートナーとの戦略的提携、共同開発、日本を含む世界150社以上のスタートアップ企業への投資を行う。

 パートナーとの共創によるイノベーション推進拠点として、世界10都市に「イノベーションセンター」を設置。東京にも2014年に開設した。

 イノベーションセンター東京では、特にIoT(Internet of Things)の実現に不可欠な「フォグコンピューティング」と呼ぶネットワークのエッジ部分のインテリジェント化に重きを置き、パートナーとの協業によるソリューション開発に取り組んでいる。

 ファナック、ロックウェル・オートメーション、Preferred Networks、シスコの4社で協業するアナリティクス・プラットフォームはその1つだ。工場の制御装置、産業ロボット、周辺デバイスをつないで稼働状況を解析し、故障予知によるゼロ・ダウンタイムを実現する。ある大手自動車メーカーは、このソリューションを4カ国26工場に展開し、世界最大級のIoTによるスマートファクトリー化を推進している。

 ヤマザキマザックとは工作機械とIoT対応設備を簡単・安全につなぐネットワークスイッチ「MAZAK SMARTBOX」を共同開発した。設備の稼働状況の見える化とビッグデータの蓄積・分析による生産性向上に取り組んでいる。

 横河ソリューションサービスとは、エネルギー業界向けのインダストリアルオートメーション技術とITを融合したソリューション開発で協業する。プラントの制御系システムと情報系システムを統合した情報の連携・分析により、製品品質やプラントの操業効率の向上を目指す。

成長機会を逃さずに未来を支える働き方改革を

 協業するのは産業分野だけではない。社会のデジタル化もエコシステムで推進する。京都府と共に進めるスマート・シティ・プロジェクトはその1つだ。観光情報を提供するデジタルサイネージやバーチャルコンセルジュを駅に設置し、観光の活性化を支援した。今年5月からは木津川市で街灯をリモートコントロールするスマートライティングの実証実験を開始した。今後は医療や教育の質の向上、交通やエネルギーの効率化など生活・公共面でのインフラ整備も加速していく。

 スポーツ&エンターテインメント分野でも協業が進んでいる。西武ドームやKoboパーク宮城、NACK5スタジアム大宮には高密度スタジアムWi-Fiを提供し、数万人収容のスタジアムで快適なインターネットアクセスを実現している。また、Jリーグ・ガンバ大阪のホームグラウンドである吹田サッカースタジアムには、試合のライブストリーミングと広告を連動させて提供するスタジアムビジョンを導入。Wi-Fiデータをもとにした来場者の振る舞いを分析すれば、新しい収益モデルを確立できる。

 シスコは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020オリンピック)のネットワーク製品のオフィシャルパートナーだ。オリンピックは社会を変える契機でもある。ロンドン大会では75%の企業がテレワークを導入し、混雑緩和と仕事の効率向上を図った。日本でも今年から、政府、東京都、経済界が協力して、東京2020オリンピックの開会式に当たる7月24日を「テレワークデー」と定め、普及に努めている。シスコではペーパーレス化と情報共有を加速する「Cisco Spark Board」などのソリューション提供を通じ、企業の働き方改革を支援していく。

 シスコでは、今年6月には自己学習型の直感的な次世代ネットワークを発表した。サイバーセキュリティが大きな課題になっているが、シスコは「Talos(タロス)」という250人規模の解析専門組織を持ち、数多くのお客様からデータを集めて研究を重ね、発生したインシデントをいち早く分析・解決する体制を備えている。2020年、さらにその先に向けては、オリンピック、パラリンピックはもとより、観光立国、地方創生、IT先進国など、成長機会を確実にしていく必要がある。シスコとしては、安心、安全で高品質なネットワーク基盤と堅牢(けんろう)なセキュリティを構築し、未来の街づくりや、次世代型スタジアム、未来を支える働き方改革に貢献していきたい。

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