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「iPhone X」は買いか?

ぜいたくなiPhone X、感じる一抹の寂しさ

青木 恵美=ITライター&コラムニスト 2017/09/26 ITpro

 新しいiPhoneが発表された。筆者も日本時間9月13日の深夜に発表会の生中継をドキドキしながら見守った一人である。今回登場したのはiPhone 8と8 Plus、そして10周年記念モデルのiPhone Xである。

 筆者が現在愛用しているiPhoneは、4インチディスプレイ搭載の「iPhone SE」だ。日頃から「小さい端末好き」をうたっている筆者にはうってつけで、ポケットにラクラク入って邪魔にならないし、片手で操作できる、小さい画面ゆえ何をしているか他人に見られにくい、などの点で気に入っている。

 前回の「iPhone 7、買う? 買わない?」特集でも書いたが、iPhone SEが出る前には、iPhone 3GS→4S→5sと「S」の付くマイナーバージョンアップモデルを入手してきた。こうしたマイナーバージョンアップモデルのほうが、ハードも安定している傾向にあるように思えたからだ。

 それに加えて「s」が出る頃には、iPhoneのメジャーアップデートと同時に出る新iOSやアプリなどソフトウエアもこなれて安定するのではないか、という目論見もある。それでも5sから6sではなくSEに乗り換えたのは、iPhoneの大型化が進むなか「小型だが高性能」という部分が気に入ったからだ。そのあたりの経過は、3月の「iPhoneは世界をどう変えたか?」で書かせていただいた

 ダンナも3GS→4S→5sと筆者と同じ機種を使ってきて、そのあとは6sを入手して現在に至っている。次は「7s」を入手しようと目論んでいたのだが、メジャーアップデートである8に“飛び級”したことに、戸惑いを隠せないようだ。

メジャーアップデートした「iPhone 8」だが...

 iPhone 8では、表裏がガラスのデザイン、ワイヤレス充電、進化したカメラ(特にPlusは初めての光学ズーム搭載)、より美しいディスプレイなど、見た目や機能がiPhone 7とは結構変わっている。

 筆者には「新しもの好き」な気持ちはもちろんあるし、IT機器はより新しいものが時代や世間の流れに合うだろうと考えている。例えばGPSやWi-Fi、モバイル通信などは最新の規格に対応したものを使えるに越したことはないだろう。

 一方で筆者は新しいもので数々の痛い目にあってきたため、ハードウエア面でもソフトウエア面でも安定したもののほうがよいと考えているのもまた事実である。そのため新iPhoneはすぐに入手せず、現在所有しているモデルにOSの新バージョン「iOS 11」を入れて使ってみるのが最初の一歩かなと考えている。

  また、iPhone 8の7万8800円(SIMフリーモデル、64GB)からという価格は、高過ぎかなと感じている。筆者は、iPhone 5sやiPhone 6sに関しては、安定感を望む考えと価格の両面から発売後すぐに新品を入手するのではなく、中古が出始めた発売から半年以上あとに中古ショップやネットオークションで入手した。ちなみに最近iPod Touchを新品に買い替えた(iPod Touchは価格が安めのうえ、古い端末をオークションに出すことで、実質1万円程度の負担ですませた)ので、やはりiPhoneの価格は筆者にとって二の足を踏むものなのだと思う。

筆者のiPhone SE(右)とiPod Touch(左)
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