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ブチ切れないリーダー

ブチ切れない技術、怒りやイライラと上手に付き合う

長縄 史子=一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 2017/09/11 日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2017年9月号pp.62-63
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 周りとうまくいかない、分かり合えない、チームの足並みがそろわない――。開発プロジェクトを率いるリーダーは常にイライラの種を抱えている。こうした怒りの感情の上手なコントロールが、リーダーに求められる必須条件になりつつある。

 怒りをコントロールできずに“ブチ切れる”リーダーは、チーム全体にイライラを伝染させる。怒りは高いところから低いところへと流れ、対象が身近になるほど強くなる。つまり、リーダーの怒りがプロジェクトメンバーに連鎖していく。イライラに振り回されるとチームの雰囲気が悪くなり、離職率が上がり、生産性が低くなる。

 かといって、怒りを無理に我慢するのも良くない。リーダーをイライラさせるメンバーの言動が改善されず、後から「あのとき怒っておけば良かった」と後悔する羽目になる。

 そんな悩めるリーダーにオススメなのが、怒りやイライラと上手に付き合う心理トレーニング「アンガーマネジメント」だ。1970年代に米国で誕生した手法で、海外では企業、政財界、スポーツ界、教育、福祉、司法など多くの分野で活用されている。

 誤解されやすいが、アンガーマネジメントは「怒りを我慢する方法」でも「怒らなくなる方法」でも「怒りを消す方法」でもない。その時の機嫌や気分に影響されずに「怒る必要があること」と「怒る必要がないこと」を区別していく技術だ。

 怒りはなくならないし、なくせない。ごく自然な感情だからだ。どんなに温厚に見える人でも、怒りがないわけではない。日本アンガーマネジメント協会が10代~60代の男女1000人を対象に実施した調査では「怒りを感じることはありますか?」という質問に対し、24.2%の人が「よくある」、55.2%の人が「まぁまぁある」と回答した。8割の人は怒りを感じると自覚しているのだ。

 以下では、アンガーマネジメントを活用して、怒りとうまく付き合う方法を解説しよう。

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