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ハード不況でもなぜ売れる?

差異化が難しいサイネージ、一体化で拡販

NECのデジタルサイネージ「MultiSync」

田中 陽菜=日経コンピュータ 2017/09/11 日経コンピュータ

 デジタルサイネージの市場は規模が年々拡大している。自治体の観光・インバウンド向けや交通機関、医療機関など、幅広い分野や用途で導入が進んでいる。

 国内外のメーカーがしのぎを削る中、NECはIT企業ならではのアプローチで拡販に取り組む。サイネージ単体でも、実物の色をディスプレイ上で忠実に再現するカラーマネジメントに力を入れたこともあり、色にこだわるアパレルや飲食店がサイネージを導入している。また、コンテンツを配信するクラウドの提供や既存システムとの連携を支援し、顧客の要望に沿ったサイネージを実現できるようにしている。

NECディスプレイソリューションズのデジタルサイネージ「MultiSync P/V」シリーズ
(出所:NEC)
[画像のクリックで拡大表示]

 NECによると、デジタルサイネージの出荷実績は、2015年2月までで約5万台。20カ国以上で販売をしているという。デジタルサイネージ分野を見ているIDC Japanの渋谷寛シニアマーケットアナリストは、「国内で存在感があるのは、パナソニック、NEC、シャープの3社だ」と述べる。

 NECのデジタルサイネージ「MultiSync」シリーズが一定のシェアを得ている要因は、主に三つある。「色再現性の高さ」「拡張性」そしてITベンダーとしての強みを生かし「システム一体で提供できること」だ。同社のサイネージならではの強みを見ていこう。

実物に限りなく近い色を再現

 一つめの強みは、色の再現性の高さだ。同社はディスプレイ画面の品質の中でも、「色再現性は特に重視している。プロ向けのグラフィック専用のディスプレイに組み込んでいる画像処理エンジンを、サイネージにも内蔵した」(NEC パートナーズプラットフォーム事業部シニアマネジャーの山下元通氏)という。

 ハードウエア内蔵のカラーマネジメント機能は、色域の広さが強みだという。「飲食店やアパレルなどは、実物にどれだけ近い色が出せるかがサイネージ採用の基準としてかなり重要視される」(山下氏)という。選定の際は各社大手のサイネージを並べ、比較検討を行う企業が多く、「色の再現性を評価してもらっている」と山下氏は自信を見せる。

NECのデジタルサイネージ「美映エル」のデモ画面。飲食店などではどれだけ実物に近い色で表示できるかどうかが重視される
[画像のクリックで拡大表示]

 また、大画面でどの角度からでも映像や情報が見やすいよう、明るさの度合いである「輝度」を画面全体で均一にするパネルを採用している。一般的なディスプレイは、画面の中心から遠くなるほど輝度が暗くなりがち。例えば交通機関向けのサイネージでは、運行状況を表示するのに、輝度の均一性が問われるという。

 色補正のためのカラーキャリブレーションも、オプションサービスとして提供する。サイネージは、個体差による色味の違いや、運用開始後の経年変化による色の変化などが生じる。個々のパネルで色味が異なると、複数のパネルを組み合わせたマルチスクリーンディスプレイなどでバラつきが目立ってしまう。「人間の目はとても精度が高く、複数画面で色味が異なるとすぐに違和感を感じる」(NECの山下氏)。

 カラーキャリブレーションでは外部センサーを使って測色し、調整することで輝度や色味のばらつきを補正する。

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