IT機器の故障原因は、地震や火災だけではない。コーヒーカップをうっかり倒してしまい、内部に液体が入り込んでしまえば、キーボードやPCがダメになってしまう。またタブレットやモバイルノートPCを落として、液晶や外装、内部の基板やパーツなどを壊してしまった経験があるユーザーもいるはずだ。

 今回はこうした不注意によるトラブルや、経年劣化による故障を防ぐためのアイテムを紹介していこう。

さまざまなアイテムを駆使して、安全にIT機器を使いこなしたい
さまざまなアイテムを駆使して、安全にIT機器を使いこなしたい
(撮影:竹内 亮介、以下同じ)
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ノートPCをモバイルケースで守る

 ノートPCを持ち歩く機会が多いなら、モバイルケースを使うとよい。ノートPCを持ち歩く前提で設計されていない一般的なビジネスバッグに、むき出しのままでノートPCを放り込むと、シャーシに傷が付きやすい。またノートPCの入ったバッグを無造作に置いたり、満員電車で押し潰されたりすると、故障につながりかねない。

 多くのメーカーが、ノートPC用のモバイルケースを発売している。ビジネスバッグの中に入れて安全に持ち歩きたいなら、対衝撃性能の高い素材を組み込んだ「インナーケース」がオススメだ。薄型だが衝撃や圧力を吸収し、ノートPCに伝わりにくくしてくれる。

 インナーケースは、ノートPCの画面サイズによって適切なサイズが変わってくるので、店頭でそのノートPCにマッチするかどうかをチェックしてから購入するとよい。とくに最近のノートPCは額が狭くなり、全体的にサイズが小さくなっている。メーカーの推奨画面サイズより、一回り小さいものを選んだ方がよい時もある。

エレコムの「ZEROSHOCKインナーバッグ ZSB-IBN11BK」は、12型液晶を搭載するモバイルノートPC用。税別の実勢価格は約1300円
エレコムの「ZEROSHOCKインナーバッグ ZSB-IBN11BK」は、12型液晶を搭載するモバイルノートPC用。税別の実勢価格は約1300円
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