IT機器の故障原因は、地震や火災だけではない。コーヒーカップをうっかり倒してしまい、内部に液体が入り込んでしまえば、キーボードやPCがダメになってしまう。またタブレットやモバイルノートPCを落として、液晶や外装、内部の基板やパーツなどを壊してしまった経験があるユーザーもいるはずだ。
今回はこうした不注意によるトラブルや、経年劣化による故障を防ぐためのアイテムを紹介していこう。
ノートPCをモバイルケースで守る
ノートPCを持ち歩く機会が多いなら、モバイルケースを使うとよい。ノートPCを持ち歩く前提で設計されていない一般的なビジネスバッグに、むき出しのままでノートPCを放り込むと、シャーシに傷が付きやすい。またノートPCの入ったバッグを無造作に置いたり、満員電車で押し潰されたりすると、故障につながりかねない。
多くのメーカーが、ノートPC用のモバイルケースを発売している。ビジネスバッグの中に入れて安全に持ち歩きたいなら、対衝撃性能の高い素材を組み込んだ「インナーケース」がオススメだ。薄型だが衝撃や圧力を吸収し、ノートPCに伝わりにくくしてくれる。
インナーケースは、ノートPCの画面サイズによって適切なサイズが変わってくるので、店頭でそのノートPCにマッチするかどうかをチェックしてから購入するとよい。とくに最近のノートPCは額が狭くなり、全体的にサイズが小さくなっている。メーカーの推奨画面サイズより、一回り小さいものを選んだ方がよい時もある。