使いやすさを売りにデビューして以来、PCの外部インタフェースを席巻した「USB」。そのUSBが転機を迎えている。最大10Gビット/秒のデータ転送、USB Type-Cコネクタ、そして最大100Wを扱える電力仕様と、何でもこなすインタフェースに成長。ケーブル1本でディスプレイからPC充電までこなすせるようになった半面、仕様の複雑化からつながらない機器が出始めた。USBは分かりにくいインタフェースになってしまうのか。肥大化したUSBの謎に迫る。
連載
USBの謎
目次
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無線LANやワイヤレスマウスが不安定、その原因がUSB 3.xな謎
無線LANが原因不明の切断を繰り返す。ワイヤレスマウスでポインターの動きがぎこちない――。USB接続の周辺機器を利用している場合は、USB 3.xのコネクタやケーブルが発するノイズの影響を受けているかもしれない。
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SSDなのにHDD並みの速度しか出ない?USB低速の謎
同じUSB 3.0対応のストレージ機器であっても、読み書きの速度で8倍以上の差が出ることがある。鍵を握るのは、USBストレージの読み書きを高速化するプロトコルへの、ハード/ソフトの対応状況だ。
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USBコネクタの互換性、知っておきたい3つの常識
USB HDDに付属する専用ケーブルを忘れてデータが取り出せない、USB 3.0を示す青色ポートが見当たらない、形状の合ったケーブルなのに速度が出ない。これらのトラブルに直面しても、互換性を重視してきたUSB仕様の常識を知っておくと困らずに済む。
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USB給電に異常アリ?粗悪品が生まれる謎
PCの外部インタフェースとして普及したUSBは、信号の送受信と同時に電源を供給する役割がある。給電側と受電側が折衝し、適切な電力を供給する。ところがUSB Type-Cケーブルによっては、機器の破損につながりかねない挙動を示すという「謎」が存在する。
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分かりにくくなったUSB、復活した相性問題の謎
「コネクタやポートを見ただけでは、何の機能があるか分からない」。大手周辺機器メーカーの技術者はこう口を揃える。上下の向きを意識せずに使える最新USBの「USB Type-C」は、もはやUSBだけのものではない。ACアダプターから映像出力までこなす、複雑な仕様を含んでいるからだ。
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