FinTechを理解するQ&A
目次
-
決済・送金についての金融規制の全体像を知りたい
送金(為替取引)は銀行法や資金決済法の下で金融規制がかかる一方で、決済は必ずしも金融規制がかかりません。
-
APIとはなんですか?
次世代の銀行ビジネスモデルの制度的基盤となるオープンバンキング構想を実現するうえでカギとなる技術の一つです。銀行をプラットフォームとして、サードパーティーとの間でアプリを通じて安全なデータ連携を実現することで、金融サービスの利便性の飛躍的な向上が期待されています。
-
スタートアップ企業との協業で陥りやすい失敗は?
日本の伝統的な大企業の場合、スタートアップ企業との協業における資金拠出の意味を取り違えてしまうことで失敗するケースが散見されます。自らの資金拠出の意味を正しく理解し、成果物や収益のシェアについて目線のあった議論を交わすことが重要です。
-
仮想通貨を用いたサービスと金融規制はどのような関係に?
仮想通貨を「資金移動」「決済」「資金調達」のどの用途で利用するかによって異なります。
-
証券分野ではどのようにFinTechに取り組めばよい?
銀行と同様、証券ビジネスでもAPIを活用したプラットフォーム型のビジネスモデルを追求するという戦略が成り立ちます。
-
スマートコントラクトとはなんですか?
マシン語によって書かれた契約をいい、プログラムの実行がすなわち契約の履行となるという姿を想定しています。分散型台帳技術のプログラマブルな性質を利用すると、帳簿の更新を条件づけることで分散型台帳技術はスマートコントラクトを実装する有力な方法と目されています。
-
InsurTechとはなんですか?
Insurance(保険)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語です。保険の引受け、保険料の運用、保険金の支払い、保険商品の販売といった保険会社が手掛ける4つの機能についてテクノロジーを適用して今までにないサービスを生み出そうとする動きが出てきています。IoTの進化と呼応して破壊的なイノ…
-
RegTechとはなんですか?
RegulationとTechnologyを掛け合わせた造語です。ITを駆使し、煩雑な規制対応を効率化する取り組みを指します。規制が複雑で、当局への報告義務が多岐にわたる金融業界で有効とされ、FinTechと並んで言及されることが多い分野です。
-
レギュラトリー・サンドボックスとはなんですか?
実証による政策形成を実現するため本人の明確な同意のもと、期間や人数を限定した対象者を相手に、既存の規制が適用されない実験場を設け、新たなサービスの有用性などを試し、その結果をもとに規制を改善していく枠組みです。FinTech推進のため英国で生まれた枠組みを参考に、日本ではFinTechに限らない分…
-
FinTechは既存の金融機関を「破壊」するのでしょうか?
これまで他の事業領域で起こった事例を見る限り、一定の影響が出るのは避けられないでしょう。既存の金融機関は自らの事業モデルをどう変革していくかが問われています。
日経クロステック Special
What's New
経営
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- DXを成功に導くITインフラとは?
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- 地域創生で重要になる「事業化」の視点とは
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- 先進都市対談>生成AIは行政DXの切札?
- 多様化する地域の課題解決に向けて議論
- 地域×テクノロジーでミライを共創する
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- 役所文化の変革!奈良市のデジタル市役所
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- イノベーションの起爆剤
- 東芝が描くDXの道筋とその先の未来とは
- 石戸氏に聞く。生成AIを教育で使うには
- 次世代技術をもっとリアルに体感したいなら
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ファンケルの躍進を支えたMAの徹底活用術
- 経営戦略と連動したシステムのあるべき姿
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化
- ServiceNowでDXを加速≫方法は