「君の助けが必要だ」。Bitを名乗る人物からのメールに従ってサーバーやPCをハッキングすることで、ある陰謀の謎を解く情報を集めていく。そんなハッキング体験を架空のインターネットを舞台に味わえるゲームが「Hacknet」だ。
プレイヤーはBitやその周辺人物からの依頼を受け、ゲーム内のサーバーを守るファイアウォールを突破し、攻撃対象のシステムの管理者権限を取得して情報を集める。デフォルメされてはいるものの、UNIX風コマンドを駆使する場面の連続だ。初めてコマンドに触れるITエンジニアには入門として役立ち、日頃からCUIに慣れ親しんでいるITエンジニアには爽快なファンタジーとして楽しめる。
製品名 | Hacknet |
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ジャンル | セキュリティ |
概要 | コマンドやツールを駆使してサイバー空間で情報を収集。あるハッカーの死の謎を解くシミュレーションアドベンチャー |
学べるポイント | UNIX風のコマンド実行環境 |
脆弱性のあるプログラムを放置する危険性 | |
緊急時におけるタイピングの正確性 | |
日本語対応 | ○ |
価格(税込み) | 980円(拡張シナリオは698円) |
Hacknetで出てくるコマンドは、ファイルやディレクトリーの一覧を表示する「ls」、削除する「rm」と、実際のコマンドと同じ。管理者権限を取得する「PortHack.exe」、リモート管理に使う「SSH」サーバーを攻撃する「SSHcrack.exe」というゲーム独自のコマンドもある。これらのコマンドを駆使して、ネットワークに散在するPCから情報を盗み、壊し、利用して謎に迫る。
攻撃一辺倒ではなく防御側に回るシーンもある。場面によってはカウントダウンが始まる。制限時間内に、正解となる一連のコマンドを入力しないとゲームオーバーだ。