データ分析に「正解」は存在しない。正解がないので「正しい答えはどこか」や「自分が出したアウトプットは正解にどれだけ近いのか」と悩むこと自体、ナンセンスといえる。これが私の持論だ。
とはいえ、目の前の課題や目的に対して、成果が出るようなアウトプットの質など、「結果が生み出す価値の違い」は明らかにある。その違いを生み出す大きな要因は必ずしも、使うツールやアプリケーションによらない。むしろ“道具”だけ強化しても、大きな違いは生まれないと、私は考えている。
では、何が必要か。本連載では、データ活用や課題解決プロセスの入り口で大きく勝敗を分ける「課題の分解」に焦点を当てる。分解スキルを上げるため、読者のみなさんと一緒に試行錯誤していきたい。
柏木 吉基(かしわぎ よしき)
データ&ストーリー代表
データ&ストーリー代表
