今後のWindowsのアップデートでは、新機能「Windows Timeline」が搭載される予定だ。それを支えているのが「Microsoft Graph」と「Project Rome」だ。これらは一体何なのか。Fall Creators Update以降のWindowsの方向性を読み解くために、Microsoft GraphとProject Romeを解説する。
連載
次のWindows 10を読み解く「Microsoft Graph」と「Project Rome」
目次
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デバイスをまたいで処理を続けるProject Romeの中身
Project Romeは、Microsoft Graphを利用して作られたマルチプラットフォーム対応のAPIセットだ。Windows 10の今後のアップデートで搭載予定の「Windows Timeline」は、このProject Romeをベースに作られている。
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Microsoft GraphはどうやってJSONでデータをやり取りしているのか
Microsoft Graphは、HTTPを使ったいわゆる「Web API」で、RESTful(レストフル)でJSONを返すという今では一般的な構造だ。Microsoft Graphでは、URLで指定されたリソースとメソッドの組み合わせでAPIを実現している。例えば、GETメソッドを使うことで、指…
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URLで機能を指定するMicrosoft Graph、マイクロソフトのサービスにアクセス
Microsoft Graphでは、URLで機能を指定する。このURLには、現在のところ、正式版であるv1.0系と、ベータ版の大きく2種類がある。基本的には、ベータ版は、v1.0のURLを含み、さらにいくつかの「機能カテゴリ」が追加されている。これをまとめたのが下の表である。
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「Graphエクスプローラー」でMicrosoft Graphを試してみる
Microsoft Graphは、APIセットであり、ソフトウエアの開発経験がないと、理解は簡単ではない。しかし、マイクロソフトは、Microsoft Graphの利用を助けるために、Webブラウザーから、Microsoft Graphを動作させる「Graphエクスプローラー」とサンプルのアカウン…
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新機能「Windows Timeline」を支えるMicrosoft GraphとProject Romeとは
今後のWindowsのアップデートでは、新機能「Windows Timeline」が搭載される予定だ。それを支えているのが「Microsoft Graph」と「Project Rome」だ。これらは一体何なのか。Fall Creators Update以降のWindowsの方向性を読み解くために、…
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