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新・ITエンジニア図鑑

技術の強みと弱みを見極める、ITアーキテクトの本分

島田優子=日経SYSTEMS、森側真一=日経SYSTEMS 2017/09/26 日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2017年5月号p.69
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

ビジネス要件に合わせてインフラやアプリのアーキテクチャー設計を担うのが、ITアーキテクトの役割だ。特に、難易度が高いシステムでITアーキテクトは活躍する。方式設計や技術選択がコアな役割だ。加えて開発者が正しくインフラを利用できるように、フレームワークも作成する。

 ネジやシャフトといった産業部品を販売するB2B向けのオンライン販売サイト。検索結果のバリエーションは800垓(京の1万倍)に上るほど、検索処理が膨大なシステムだ。このシステムの再構築の際に、問題は勃発した。画像の登録・変換処理を新たなソフト製品で実装するはずだったが、十分な性能が確保できなかったのだ。「リリースまで間に合いそうにない。新たな方式設計を一週間で行ってほしい」。野村総合研究所でITアーキテクトを務める高木大輔氏は、ユーザーからこう依頼を受けた。

 当初採用する予定だったソフト製品は、登録されている画像数が増加するにつれ、画像の新規登録や更新に大幅に時間が掛かるという問題が発生していた。そこで高木氏は、バックエンドとなる業務系システムから画像を登録する際に、Amazon Web Services(AWS)のイベント駆動型のコード実行サービス「AWS Lambda」を利用して、「サムネイル用」や「詳細用」といった販売サイトの表示に必要なサイズに変換し、保持する方式として再設計した。

 高木氏はこの方式に決めるまでに四つの方式を検討している。最後まで対抗となった方式は、サイト側から画像の初回リクエストがあった際に、変換処理を実行するものだった。ただこの方式の場合、変換処理で遅延や障害が発生すると、サイトの表示に影響があり、二重化が必要になるなど運用面でのデメリットがある。一方でAWS Lambdaを利用して登録時の逐次処理を実施すれば、コストと運用負荷の両面でも大きなデメリットは発生しない。高木氏はこうした判断を通じて、依頼通り一週間で、技術的な検証を終え、テスト環境への導入を完了した。

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