スマートフォン(スマホ)で簡単に読み取れて情報量もバーコードより格段に多く、しかも低コスト。2次元バーコードの代表格として広く普及しているQRコードが活躍の場を一段と広げている。金融から福祉まで、最新の活用事例をリポートする。
連載
QRコード大増殖
目次
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この高齢者は誰?爪に貼るQRコードですぐに分かる
埼玉県入間市
埼玉県入間市は認知症の高齢者の徘徊対策として、QRコードを印刷したシールを2016年11月から該当する高齢者に無償配布している。これまでに約40人が利用した。「爪Qシール」と呼ばれるこのシールは縦横1センチメートル角ほどで、手または足の爪に貼り付ける。
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QRコードで現金引き出し、キャッシュカードが不要に
セブン銀行・じぶん銀行
セブン銀行とじぶん銀行は、2017年3月から「スマホATM」サービスを展開している。じぶん銀行の口座を持つ約242万人の預金者は、QRコードをスマホで読み取ることで、全国に約2万3000台あるセブン銀行のATMでキャッシュカードを使わずに現金の預け入れや引き出しができる。
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銀行窓口での対応時間、QR伝票で3分に
西日本シティ銀行
西日本シティ銀行は、QRコードで窓口業務の混雑を一変させた。入出金や振り込み、納税、両替の手続き時に窓口へ提出する伝票をWebサイトで作成できる「伝票作成WEBサービス」がそれだ。窓口の取引1件当たりの処理時間を4割減らし、月末に頻発していた振り込みの着金遅延も解消した。
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