インテックの松山浩明氏(社会システム戦略事業部 社会システムプラットフォーム開発部 IoTプラットフォーム開発課 主任)はチャットツール「Slack」を使って、システム監視のアラート通知を自動化している。これにより、24時間の障害対応を最小の労力でこなせるようにした。

松山浩明氏はチャットツールのSlackを運用に活用
松山浩明氏はチャットツールのSlackを運用に活用
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 具体的には、チャットボットを利用して、監視ツール「Zabbix」と連携させる。Zabbixのアラートに10分間対応がなされていないと、ボットがSlackに「未受諾のイベントがあります」というメッセージを自動投稿する。このメッセージは運用を担当するメンバー全員に届く。

 対応するメンバーは、障害対応を開始した旨をSlackに送信する。これにより、誰がいつ対応を開始したのかが明確になる。アラートを放置してしまったり、複数のメンバーが同時に対応を開始してしまったりする事態を防げる。

 松山氏は「対応履歴が一目で分かるので、きちんと障害対応されているという安心感も高まった」と評価する。