残業を減らすため、電話会議を導入する現場は多い。しかし、使い方を工夫しないと、逆に効率化の足を引っ張ることもある。SCSKの中村正親氏(ソリューション事業部門 ProActive事業本部 第一部 第三課 マネージャ)は耳掛け式のBluetoothヘッドセットを活用して、スムーズに意思決定ができる電話会議を実践している。

中村正親氏はBluetoothヘッドセットで出先から電話会議に参加
中村正親氏はBluetoothヘッドセットで出先から電話会議に参加
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 具体的には、電話会議の相手とPCの画面を共有して、リアルタイムにメモを作成する。これが大きな効果を上げていると言う。「会議をしながら物事が決まっていく。後で議事録を作成する手間も掛からない。無駄を省き、短い時間で密なコミュニケーションが取れるようになった」(中村氏)。

 耳掛け式のBluetoothヘッドセットを使うことで、電話を手に持つ必要がなくなったのが大きいという。「相手と共有している画面を支障なく操作できる。電話を片手に持っていると、会話しながらキーボードをたたいてメモを取るのは難しい」(中村氏)。