あなたの健康年齢は43歳です。実年齢は48歳ですから、保険料は下がります――。第一生命ホールディングスの100%子会社であるネオファースト生命保険が2016年12月に発売した「カラダ革命」が好調だ。販売件数は毎月400~500件。月によって上下するものの「想定を上回っている。通常の新商品に比べても好調だ」(菅原隆裕商品事業部課長)。

 カラダ革命は同社が独自に算出した「健康年齢」を基に、3年ごとに保険料を算出し直す。実年齢に関係なく健康年齢が若いほど保険料が安くなる新タイプの商品だ。「データに基づいてきめ細かく保険料を割り引く商品は業界初。加入者の健康増進を後押ししたい」(同)。

図 第一生命ホールディングスの健康年齢に基づく生命保険
図 第一生命ホールディングスの健康年齢に基づく生命保険
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 健康年齢は医療統計事業を手掛ける日本医療データセンター(JMDC)が開発した指標だ。ネオファースト生命は同指標を基に、ほかの分析技術も組み合わせて独自の健康年齢を算出する。算出に使うのはJMDCが持つ公的医療保険の健康診断データと、計160万人分の診療報酬明細書(レセプト)のデータだ。

 カラダ革命は入院保障型の医療保険だ。がん、心・血管疾患、糖尿病などの7大生活習慣病による入院費を保障する。