【野菜テック】

AI植物工場のノウハウを輸出、売り上げ3倍増へ

スプレッド 稲田信二社長

田中 淳=日経コンピュータ 2017/08/08


 この特集では植物工場におけるIT活用最前線を取り上げている。前回は導入編として、植物工場の全体像やIT活用の実態を紹介した。

 2010年代に始まった第3次ブームのなかで「儲かる」植物工場の実現に成功した企業は、次のステップとして葉物野菜(葉菜類)を中心とした野菜の生産にIoT(インターネット・オブ・シングズ)や人工知能(AI)といった先端ITを活用する「野菜テック」に乗り出している。今回はその1社であるスプレッドの稲田信二社長へのインタビューを中心に取り組みを見ていく。

農業×ITの最先端工場を目指す

 スーパーマーケットの野菜売り場で「ベジタス」というブランドのリーフレタスを見かけたことがある人がいるかもしれない。スプレッドが植物工場で生産している商品の名称だ。

スプレッドが販売するリーフレタス「ベジタス」
出所:スプレッド
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 スプレッドはベジタスをはじめとするレタスを全国約2300店舗で販売している。イトーヨーカ堂の一部ではプライベートブランドとして、稲田社長のイラスト入りでレタスを売っている。いわゆる“顔が見える”野菜だ。

 フリルレタスや地中海レタスなど同社の4種類のレタスはいずれも栽培工程で農薬を使っておらず、閉鎖型の植物工場で水耕栽培している。汚れや虫食いの心配がない。通常の玉レタスに比べ、体内でビタミンAに変換されるベータカロチンを5~10倍以上も含んでいるという。

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