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野菜テック

AI植物工場のノウハウを輸出、売り上げ3倍増へ (4/5)

スプレッド 稲田信二社長

田中 淳=日経コンピュータ 2017/08/08 日経コンピュータ

 物流ネットワークも大切だ。小ロットのレタスを毎日きちんとスーパーに届けるというのは、他の事業者にはなかなかできない。運送会社に依頼すると運賃がかさむし、コールドチェーン(温度管理)がどこかで途切れてしまう恐れもある。我々は自社内に野菜専門の物流業者を持っている点も強みだ。

レタスだけを扱っているのも戦略的な判断か。

 そうだ。当初はレタスのほか、水菜など8種類の野菜を扱っていた。そのせいで作業ロスや販売ロスが多かった。それがマイナスの要因になっていると最初は気づかなかった。レタスに集約したのも黒字化の要因の一つだ。

植物工場はIoTやAIに向く

けいはんなに第2工場を建設している。

 海外へのグローバル展開を見据えて、農業×ITの最先端工場にしたいと考えている。大きな特徴は工場の自動化だ。栽培のほとんどの工程を自動化する。エネルギーの効率化も図る。専用のLED照明をメーカーと共同開発するほか、どの場所でも同じ温度設定を可能にする空調システムを導入する。水に関しても98%をリサイクルできるようにしていく。

 まだ栽培技術はいくらでも上げる余地がある。事業を黒字化できたからこそ、こういうところに投資できるようになった。

IoTやAIを活用するそうだが。

 センサーを付けて様々なデータを集めたものの、いろいろな要因がありすぎて、パラメーターを設定しにくい、というのが農業とITの従来のイメージだった。

 植物工場は外的要因に左右されにくく、内部だけの環境制御なのでコントロールしやすい。外部がマイナス20度であれ、プラス50度であれ、工場内は常に23度に保たれる。IoTやAI/機械学習を活用しやすいと考えている。

 やっとIoTやAIで農業に新たなイノベーションを起こせる時代になった。時代が追い付いたということだ。これらの技術を活用した生産システム「Techno Farm」を生かして、日本に20拠点、日産50万株の生産体制を作ろうと動いている。海外も欧州や北米、中近東などを中心に展開をもくろんでいる。その次のステップとして、アジアやアフリカにも展開していきたい。

 グループ全体で2020年に、現在の3倍の売り上げ1000億円という目標を掲げている。Techno Farmをその原動力の一つとしていく考えだ。

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