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野菜テック

AI植物工場のノウハウを輸出、売り上げ3倍増へ (3/5)

スプレッド 稲田信二社長

田中 淳=日経コンピュータ 2017/08/08 日経コンピュータ
トレードグループの主な企業
[画像のクリックで拡大表示]

 そのなかで「農業全体の生産量の低下や、農家の高齢化に問題意識を抱くようになった。実際、農家を回って話を聞いてみると、「将来は不安定で、自分の子供に農業を継がせたくない」「30~40年前に比べ、一反当たりの収量が減ってきた」など、農業生産の環境があまり良くないと実感した。

 野菜をメーンに流通している身として、農業の生産力低下に危機感を抱いた。これが生産事業(植物工場)に参入するきっかけになった。

歩留まり97%を達成

他社では植物工場ビジネスで苦戦しているとの声を聞くが、スプレッドはどうか。

 トレードグループの1社としてスプレッドを設立したのは2006年で、亀岡プラントは2007年に竣工。2008年にベジタスブランドのレタス販売を開始した。当社の売り上げは2017年3月期で約8億500万円。2014年3月期に黒字化して、4期連続で黒字を達成している。トレードグループ全体の売上高は約337億円(2017年3月期)だ。

 当社のレタスは栽培期間中は無農薬で、普通の露地の玉レタスよりベータカロチンの含有量が高く、年間を通じて安定的に供給できるというのが特徴だ。スタート時よりも浸透してきたと感じる。

 当社の事業の強みとして、まず挙げられるのが量と歩留まりだ。1日当たり2万1000株という生産量もさることながら、大切なのは歩留まり、つまり作ったものをいかにロスなく商品化できるか。当社は生産したレタスの97%を商品化している。他の業者で70%以上を達成できているところは非常に少ないのではないか。

 歩留まりを高めるには、限られた環境のなかで、いかにきちんと環境制御と栽培管理を実行するかが鍵を握る。失敗を繰り返して、やっと完成の域に達した。ここまで10年くらいかかった。

流通業を営んでいる点も強みでは?

 「妥当な価格でスーパーで売れるレタスを作るにはどうすればいいのか」というマーケットインの発想で植物工場ビジネスのモデルを考案できたのは、我々が既に流通や物流を手掛けていたからだ。それが儲かるビジネスにつながっている。

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