日本で急速に脚光を浴びつつある農業分野でのIT活用、アグリテック。製造業のインダストリー 4.0に相当する「農業 4.0」と言える。なかでも有望視されているのが、葉物野菜などを大規模施設で生産する植物工場だ。

 人工知能(AI)と同様に二度の失敗を乗り越え、現在は第3次ブームが定着しつつある。主要な植物工場事業者はAIやIoT(インターネット・オブ・シングズ)の活用で、海外展開を見据えた事業拡大をもくろむ。主要2社トップへの直接取材を中心に「野菜テック」の最前線に迫る。