ヤンマーが長年培ってきたエンジンや船舶の遠隔監視技術を、主力事業である農機や建機に展開する。IoT(モノのインターネット)の進化を前面に打ち出し、攻めに転じる。さらには独自の無人ヘリをドローンと組み合わせ、農作業の劇的な効率化に挑む。収集したデータは分析ツールを駆使して有効活用する。
連載
日経情報ストラテジー2017年7月号特集1 ヤンマーのIoTとBI
遠隔監視の進化で顧客に近づく
目次
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CIOが語る、ヤンマーの未来像 IoTで農業の困りごとを全て解決
ヤンマーが顧客との距離を縮めようとしている。キーワードはIoT(モノのインターネット)とBI(ビジネスインテリジェンス)だ。
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リモートサポートセンターで無休監視 農機の動きで異常や盗難をすぐ検知
機械を遠隔監視するリモートサポートセンター(RSC)には、モニターが幾つも並ぶ。事業領域ごとに農機や建機、エネルギーシステム、船舶などを休まず見守り続ける。
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ドローンと無人ヘリが空から生育診断 リモートセンシングで可変追肥が進化
ヤンマーのIoTとBIは遠隔監視にとどまらない。ドローンに搭載した特殊なカメラとヤンマーのグループ会社が展開する産業用無人ヘリコプターを組み合わせた、圃場の「リモートセンシング」をコニカミノルタと共同で2017年4月に開始した。
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Power BIでダッシュボード会議 月次で予実管理を深掘りして即決
ヤンマーは大型船舶向けのエンジン事業を手掛ける一方で、マリン事業としてプレジャーボートや漁船を扱っている。プレジャーボートの需要地は欧州や米国だ。
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