NTT主要会社のシステムを開発・運用するNTTコムウェアの東日本支店は2015年度から、人為故障(ヒューマンエラーに起因するミスやトラブルのうち、特に重大なもの)を撲滅するため、再発防止策の立案に「なぜなぜ分析」を活用している。起こったトラブルの事象に対して「なぜ?」を繰り返し、的確な対策を導き出す。

 まずは人為ミスに至る前の「ヒヤリハット事象」を徹底的につぶすことで、故障を未然に防ぐことに支店を挙げて取り組んでいる。結果、2016年度は人為故障ゼロを達成した。ヒヤリハット事象を早めに“発掘”して通知書にまとめ、なぜなぜ分析を通じて導いた再発防止策を支店の社員全員で共有するため、「ヒヤリハット支店発表会」を定期的に開催している。