NTTコムウェアの東日本支店は「なぜなぜ分析」を活用し、ヒューマンエラーに起因するミスやトラブルを撲滅しようとしている。
2015年度からなぜなぜ分析の研修を開始。分析スキルの習得に励んでいる。研修の講師を務めるのは、マネジメント・ダイナミクスの小倉仁志社長である。
小倉氏は独自になぜなぜ分析を体系化した。様々なコツがあるなかで、東日本支店が特に目を付けたのが「いきさつフロー図」である。小倉氏のなぜなぜ分析には必ず登場する重要なツールだ。
いきさつフロー図が書ければ、原因が見える
ヒューマンエラーをなくそうと、原因を「なぜ?」「なぜ?」と掘り下げていく過程で、最終的にミスや事故に至った「いきさつ」を時間軸に沿ってフロー図で表現したものがいきさつフロー図である。