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今さら聞けないストレージ技術

オールフラッシュストレージは非機能要件で選ぶ

菅 博=伊藤忠テクノソリューションズ 2017/11/02 日経SYSTEMS

 オールフラッシュストレージの市場では、既存のストレージベンダーと、新鋭のフラッシュストレージベンダーがしのぎを削っています。

 フラッシュメモリーの市場は、2012年頃から部品サプライヤー間での買収が続きました。そしてほぼ同時期から、オールフラッシュストレージベンダーの買収も相次ぎました。オールフラッシュストレージの買収は、既存の大手ストレージベンダーが新鋭のフラッシュベンダーを買うという図式が一般的です。このことからも、オールフラッシュストレージ市場に対する期待感、既存大手からすれば早期市場参入の必要性への危機感がうかがえます。

買収が相次いだオールフラッシュストレージ市場

 既存の大手ストレージベンダーは、自社オリジナル製品としてのオールフラッシュストレージをリリースしています。その大半は、既存のストレージの記憶媒体にSSDを搭載するというスタイルを取っています。SSDはHDDをエミュレートしているので、既存のストレージOSからはHDDと同様に見なされるので非常に相性がよく、基本的にそのままでも動作します。ここではこの製品を「レガシーフラッシュ製品」と呼びます。

 一方新鋭のフラッシュストレージベンダーの製品の多くは、独自開発の基盤やOSを使い、フラッシュメモリーを直接制御するタイプの製品です。ここではこの製品を「新鋭フラッシュ製品」と呼びます。

 既存ストレージベンダーは、自社のレガシーフラッシュ製品だけでなく、買収した新鋭フラッシュ製品も併売しています。双方の製品にメリットとデメリットが存在するからです。

新鋭フラッシュベンダーと既存ストレージベンダーの例
既存ストレージベンダーは自社のレガシーフラッシュ製品と新鋭フラッシュ製品を併売する。
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