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今さら聞けないストレージ技術

オールフラッシュストレージの容量は論理実行容量で評価する

オールフラッシュストレージ

菅 博=伊藤忠テクノソリューションズ 2017/10/31 日経SYSTEMS

 HDDに比べて入出力性能が格段に高いフラッシュメモリーを記憶媒体とするオールフラッシュストレージ。その特徴が性能であることは直感的に分かります。では実際に、どのぐらい速いのでしょうか。

 その差が一目瞭然となるテストの結果を紹介します。あるストレージベンダーのミッドレンジのHDDストレージと、別のベンダーのオールフラッシュストレージを比較したものです。4Kバイトのブロックサイズでランダムリードの負荷をかけたときの結果を図に示します。

オールフラッシュストレージの性能テストの例
[画像のクリックで拡大表示]

最大IOPSはHDDストレージの約50倍

 HDDやフラッシュメモリー単体の性能、ストレージコントローラーの違いなど、各種のテスト条件を踏まえる必要はありますが、結果を見ると、HDDストレージとオールフラッシュストレージの性能の違いは歴然としています。

 オールフラッシュストレージは圧倒的に低遅延であることが分かります。応答時間が1ミリ秒以下であった入出力数は、HDDストレージが0であるのに対して、オールフラッシュストレージは19万5728回。性能指標である最大IOPS(Input Output Per Second)を見ても、HDDストレージが5288であるのに対して、オールフラッシュストレージは27万9572と約50倍の差が出ています。

 この時点でのそれぞれのストレージのリソース使用状況を見ると、HDDストレージはこれ以上のIOPS値は期待できない状態です。一方オールフラッシュストレージは、負荷をかけるサーバー台数を増やすことで、IOPSはまだまだ伸びる余地がありました。

 このテストの結果は一つの例にすぎません。ただし、オールフラッシュストレージは既存のHDDストレージと比較して「桁違いに速い」ことだけは分かるはずです。このテストで使用したオールフラッシュストレージはSSD搭載型の製品ですが、前回説明したインタフェースのオーバーヘッドによる制限は、この性能レベルでは全く問題になっていません。

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