少子化で若手採用が思うように進まず、IT業界の人手不足は続く。ここに来て、50代のSEに活躍の場を増やして「生涯現役」をうたう企業が増えている。厚生労働省の調査では、IT業界(情報サービス産業)で働く人の17%は50代以上だ。かつては人件費抑制や人事の渋滞解消で攻撃対象にされてきたが、今や50代の活躍抜きには会社が存続しない時代に入ってきた。
連載
どうする?50代SE
目次
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増える50代SEの転職、行き先として多いのは?
「50代で転職するSEが増えていると実感する。昔は35歳に壁があったが、今はそうではない」。Tech B-ingやTech総研の編集長も務め、エンジニアの転職事情を見続けてきた、リクルートキャリアの藤井薫リクナビNEXT編集長はこう話す。
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“55歳ショック”の緩和を狙う富士通、50代SEを集めて新会社
富士通は2015年10月、SI事業で管理職を務めた55歳以上のSEを集めた新会社「富士通クオリティ&ウィズダム(FJQW)」を設立した。富士通本体の人事制度とは独立した“特区”として新会社を設立して、今までより55歳以上のSEを厚遇できる場を作った。
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生涯現役を制度化、NEC子会社が50代SEを支援
技術者は生涯現役で活躍し続けてほしい――。2014年にNECグループのSI系子会社の統合で誕生したNECソリューションイノベータは、50歳以上の社員に対する処遇を大きく見直した。
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増え続ける50代SE、減る20代と30代
人手不足に陥っているIT業界は採用による補充を急ぐが、労働人口の減少で新卒採用や中途採用では補いきれない。がぜん注目が集まっているのが、社内の50代SEの活性化だ。
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